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介護ナビ
はじめての方へ編集部確認日: 2026-09-27

家族で介護を分担するとき最初に決めること

兄弟姉妹で介護の分担を決めるとき、最初の話し合いで先に置いておく 6 つ (窓口と話す人・お金の出どころ・記録の置き場所・通院と連絡・できないことの申告・次に話す日) と、家族では決めない 3 つ (住む場所・医療の見通し・認定結果への不満) の持っていき先を分けました。

「誰がやるか」から話し始めると、たいてい平行線になります。先に決まっていないのは役割ではなく、決め方と連絡の道筋です。ここでは、最初の話し合いで先に置いておく 6 つと、家族では決めない 3 つを分けます。

今やること 3 つ

  1. 本人の住所を担当する地域包括支援センターに電話する
  2. ケアマネジャー (居宅介護支援事業所) を決める
  3. 兄弟姉妹と介護の分担を決めたいが、何を話し合えばいいか分からない

先に決める 6 つ

決めること決めておかないと起きること決め方の目安
窓口と話す人を 1 人同じ説明が二重に届き、話が前に戻る本人の住所に近い人か、平日の日中に電話が取れる人
お金の出どころ立て替えが積み上がって後から精算できなくなるどの口座から出すか、立て替えの記録の付け方
書き留める場所を 1 か所「聞いた」「聞いていない」が起きる共有できるノートかチャット 1 本に集約
通院と連絡の担当平日の急な連絡に誰も出られない曜日か用件で分ける (通院・役所・電話)
できないことの申告引き受けたまま続かず、途中で止まるできない曜日・できない量を先に言葉にする
次に話す日決め直す機会がなくなり、不満だけが残る今回の話し合いの最後にカレンダーへ入れる

この 6 つはどれも、家族の中だけで決められることです。順番に迷ったら、上から 2 つ (窓口と話す人・お金の出どころ) だけ今日決めます。

窓口と話す人を 1 人にする理由

家族の誰が受け手になるかを決めておくと、説明と同意の場に出る人が固定されます。

お金は「出どころ」と「記録」だけ先に決める

総額の見通しは、認定とケアプランが決まってからしか出ません。最初の話し合いでは 2 つだけ決めます。

  1. 出どころ — 本人の口座から出すのか、誰かが立て替えて後で精算するのか
  2. 記録 — 立て替えたときに何をどこに残すのか (領収書の置き場所、日付と用件のメモ)

書き留める場所を 1 か所にする

手元に紙が集まる仕組みになっているので、置き場所を先に決めておくと探す時間が消えます。

集まるもの決めること
居宅サービス計画 (ケアプラン) の書面原本の置き場所と、写真を共有する場所
サービスの曜日と事業所の連絡先家族が全員見られる 1 か所
支払いの記録・領収書封筒かファイル 1 つ
病院の予約と付き添いの担当カレンダーを 1 本に統一

家族では決めない 3 つ

もめやすい論点は、たいてい家族だけで結論を出すものではありません。誰に持っていくかまでを決めるのが家族の仕事です。

もめやすい論点家族で決めること持っていく先
在宅を続けるか、住む場所を変えるかいま出せる時間とお金、通える距離ケアマネジャーと地域包括支援センター → 家族だけでは介護できない。でも「在宅で」と言われそうで言い出せない
医療の見通しと治療の方針誰が説明を聞きに行くか、次の受診日主治医
認定結果に納得できない不満の中身を言葉にする (どの動作の判定が実態と違うか)市の介護保険担当課 → 認定結果に納得できないときは区分変更か不服申立てを選ぶ

介護ナビは判断の代わりをしません。症状や治療については主治医に、サービスの組み立てはケアマネジャーまたは地域包括支援センターに相談してください。

遠方に住む兄弟姉妹がいるとき

帰省の回数を数えて分担にすると、住んでいる人の負担だけが見えなくなります。役割を「距離でできること」に置き換えます。

  • 近くにいる人 — 急な連絡の受け手、通院の付き添い、様子の確認
  • 遠くにいる人 — 書類の下調べと記入、支払いと記録の管理、事業所や制度の調べもの
  • どちらもやること — 決めたことを同じ場所に書く

担当の窓口は本人の住所で決まります。

担当の探し方は 前橋市の相談先 と 遠方から見守る体制を地域包括支援センターと組む にまとめています。

仕事との両立は勤務先に確認する

分担の話は「誰が仕事を調整できるか」で行き詰まります。制度の有無と手続きは、市役所ではなく勤務先の労務担当が窓口です。

1 回目の話し合いの進め方

結論が出なかった項目は、そのまま次回に持ち越してかまいません。決まらなかったこと自体を書き残しておくと、同じ議論を一からやり直さずに済みます。

よくある質問

Q. 兄弟のうち 1 人だけが全部やっている状態です。何から変えますか。

A. 担当の入れ替えより先に「書き留める場所を 1 か所にする」から始めると、ほかの人が状況を把握できるようになります。そのうえで、遠方の人に書類の下調べと支払いの記録を移すところから分けます。

Q. 話し合いに本人を入れるべきですか。

A. 居宅サービス計画の原案は、利用者またはその家族に説明して文書により利用者の同意を得る仕組みになっています 出典: 厚生労働省 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準 第13条第10号。本人の意向が計画の前提になるため、本人が参加できる形を先にケアマネジャーに相談してください。

Q. サービス担当者会議には家族が出るのですか。

A. サービス担当者会議は、利用者及びその家族の参加を基本としつつ担当者を招集して行う会議とされています 出典: 厚生労働省 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準 第13条第9号。日程が合わないときの扱いは、担当のケアマネジャーに確認してください。

Q. 遠方に住んでいて平日の連絡を受けられません。

A. 急な連絡の受け手を近くにいる人に置き、書類・支払い・調べものを遠方の人が担う形に分けます。見守りの体制づくりは 遠方から見守る体制を地域包括支援センターと組む にまとめています。

Q. 誰に相談すればいいのか分かりません。

A. 地域包括支援センターは、高齢者を総合的に支援するための相談窓口です 出典: 前橋市 まえばし高齢者福祉のしおり (令和8年4月)。窓口の全体像は 介護のことは誰に相談する?窓口の全体像 にまとめています。

関連ページ

出典

よくある質問

Q.兄弟のうち1人だけが全部やっている状態です。何から変えますか。
担当の入れ替えより先に「書き留める場所を1か所にする」から始めると、ほかの人が状況を把握できるようになります。そのうえで、遠方の人に書類の下調べと支払いの記録を移すところから分けます。
Q.話し合いに本人を入れるべきですか。
居宅サービス計画の原案は、利用者またはその家族に説明して文書により利用者の同意を得る仕組みになっています (出典: 厚生労働省「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」第13条第10号)。本人の意向が計画の前提になるため、本人が参加できる形を先にケアマネジャーに相談してください。
Q.サービス担当者会議には家族が出るのですか。
サービス担当者会議は、利用者及びその家族の参加を基本としつつ担当者を招集して行う会議とされています (出典: 厚生労働省「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」第13条第9号)。日程が合わないときの扱いは担当のケアマネジャーに確認してください。
Q.遠方に住んでいて平日の連絡を受けられません。
急な連絡の受け手を近くにいる人に置き、書類・支払い・調べものを遠方の人が担う形に分けます。見守りの体制づくりは介護ナビの「遠方から見守る体制を地域包括支援センターと組む」にまとめています。
Q.誰に相談すればいいのか分かりません。
地域包括支援センターは、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう総合的に支援するための相談窓口です (出典: 前橋市「まえばし高齢者福祉のしおり」令和8年4月)。前橋市内には地域包括支援センターが12か所、地域包括支援ブランチが10か所設置されています。

出典

数字・要件は以下の一次情報で確認しています。最新の内容は各公式ページでご確認ください。

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