本文へ移動
介護ナビ

困りごと

急いで確認したいこと

認知症の親が入院した。退院後の生活をどう決めればいいか分からない

入院で症状が進むことがある。退院前に「行き先」「認知症の診療先」「介護力」の3つを揃える。

入院中に会話がかみ合わなくなった、夜に騒ぐと言われた。退院しても家で見られるのか、答えが出ないまま退院日だけが近づく。

今やること

  1. 病院の退院支援担当に相談する。認知症の症状と家族の介護力を正直に伝える
  2. 退院前に認知症の診療先を確保する。退院後の受診先と紹介状を主治医に依頼する
  3. 在宅介護が現実的かを確認する。難しければ老健を検討するかグループホームを候補に入れる

関連制度: 退院支援 (MSW) / 認知症の相談先 / 老健 / グループホーム

相談先: 病院の相談員、地域包括支援センター、認知症疾患医療センター。

今やること

上から順に確認します。状況によって省ける項目もあります。

  1. 病院の退院支援担当 (医療ソーシャルワーカー) に相談する

    STEP 1 退院・入院中の相談病院の退院支援(医療ソーシャルワーカー)退院の話が出た日のうちに

    病棟の看護師に「退院後の生活について相談員 (医療ソーシャルワーカー) と話したい」と伝える。退院の見通し、自宅に戻れるか、要介護認定の申請、ケアマネジャー探し、転院・老健の候補を一度に相談できる。医療ソーシャルワーカーは厚生労働省の業務指針で「入退院支援・療養支援」を担うと定められている。家族の介護力 (誰が・どのくらい関われるか) を正直に伝えるのが出発点になる。

    制度: 退院支援 (医療ソーシャルワーカー・入退院支援室)

  2. 退院前に認知症の診断・相談先を確保する

    STEP 1 退院・入院中の相談認知症疾患医療センター退院日の前まで

    入院中に認知症の症状が出た、または疑いがある場合、退院後に受診できる医療機関を退院前に決めておく。主治医に「退院後の認知症の診療はどこで受けるか」を聞き、必要なら認知症疾患医療センター (前橋市内は群馬大学医学部附属病院・上毛病院・老年病研究所附属病院) への紹介状を依頼する。受診に紹介状が必要な場合がある。

    制度: 認知症初期集中支援チーム・認知症疾患医療センター

  3. 要介護認定を申請する

    STEP 2 要介護認定市区町村の介護保険担当課介護が必要だと思った日のうちに

    本人の住所地の市区町村に要介護認定を申請する。前橋市は本庁舎2階 介護保険課 37番窓口 (027-898-6155) または各支所の市民サービス課で、持参か郵送。必要なのは申請書、介護保険被保険者証、提出する人の本人確認書類 (40〜64歳は医療保険の確認書類も)。入院中でも申請できる。家族が行けないときは地域包括支援センターや居宅介護支援事業所に代行を頼める。結果まで前橋市の案内では約40日かかるため、迷っている間に先に申請する。

    制度: 要介護認定

  4. 在宅介護が現実的かを、ケアマネジャーと数字で確認する

    STEP 4 在宅介護の現実性居宅介護支援事業所(ケアマネジャー)退院前カンファレンスまたは初回のケアプラン作成まで

    「家族だけでは難しい」と感じているなら、その事実をケアマネジャーと地域包括支援センターに最初に伝える。確認するのは (1) 誰が・週何時間関われるか、(2) 夜間・排泄・食事・服薬で介助が要る場面、(3) 要介護度の支給限度額内で組めるサービス量 (訪問介護・デイサービス・ショートステイ)、(4) 同居家族 (高齢の配偶者など) の体力。在宅を選ぶ場合も、限界が来たときの次の選択肢 (施設・ショートステイ) を同時に決めておく。

    制度: 介護保険制度

  5. 退院後すぐに自宅が難しいなら老健 (介護老人保健施設) を検討する

    STEP 5 施設の比較病院の退院支援(医療ソーシャルワーカー)退院予定日の2週間前まで

    老健は要介護1以上の人がリハビリと医療・介護を受けながら在宅復帰を目指す介護保険施設で、退院後の中間施設として使われる。病院の退院支援担当に「自宅に戻る前に老健を挟めるか」と相談し、候補の施設に直接申し込む。前橋市は市内11施設の空き情報を市ページで公表している。入所期間の見通しと退所後の計画を入所時に確認する。

    制度: 介護老人保健施設 (老健)

  6. 認知症があるならグループホームを候補に入れる

    STEP 5 施設の比較居宅介護支援事業所(ケアマネジャー)施設の候補を絞る段階で

    グループホーム (認知症対応型共同生活介護) は、認知症の診断があり要支援2以上の人が5〜9人の少人数で職員と共同生活する地域密着型サービス。原則として事業所のある市町村の住民が対象で、前橋市は市内38施設の待機・空き情報を市ページで公表している。家賃・食費は介護保険の軽減対象外なので月額の内訳を確認する。診断がまだなら、かかりつけ医または認知症疾患医療センターで診断を受ける。

    制度: グループホーム (認知症対応型共同生活介護)

関連する制度

10 問の診断

自分の状況に合う順番を知りたい方へ

この困りごとに加えて、認定の状況や家族の時間も踏まえた順番を知りたい方へ。無料・個人情報の入力なし・約 2 分。

10 問の診断をはじめる