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介護ナビ
状況別ガイド編集部確認日: 2026-10-07

老老介護が限界。母が父を介護できなくなったら

老老介護で介護する側が限界に近いサインと、ショートステイ・特別養護老人ホームの申込み・費用軽減制度の使い方を整理

母が「もう無理」と言った。父の介護を何年も一人で担ってきた母の口から出た一言に、何と返せばいいのか分からない。母を責めているのは母自身で、それを止められるのは今、外から気づいて動ける人が関わる段階です。

今やること 3 つ

  1. 在宅介護が現実的かを、ケアマネジャーと数字で確認する。母の体力・睡眠時間を最優先の条件として伝える
  2. ショートステイを定期的にケアプランに組み込む。まず母が休める日をカレンダーに固定する
  3. 父が要介護3以上なら特養に申し込む。申込みと同時に、待機の間の暮らし方も決めておく

「限界」のサインをチェックする

母に直接「つらい?」と聞いても、「大丈夫」と返ってくることがあります。次のサインが複数当てはまる場合は、母の言葉を待たずに、早めにケアマネジャーか地域包括支援センターに相談する目安にしてください。

サイン具体例
睡眠父の夜間徘徊・トイレ介助で、母の睡眠が十分に取れない日が続く
体調母自身の通院・服薬が後回しになっている
孤立母が近所付き合いや趣味の集まりに出なくなった
発言「もう無理」「いつまで続くか分からない」を繰り返す
介助量父の移乗・入浴介助に母 1 人では体格的に対応できなくなった

まず動かすのは 2 つ: ショートステイと特養の申込み

父の要介護度に関わらず着手できることと、要介護3以上でないとできないことを分けて、早めに動かします。

ショートステイ特別養護老人ホーム (特養)
対象要支援1・2、要介護1〜5 出典原則要介護3以上 (要介護1・2はやむを得ない事由があれば特例) 出典
使える時期認定を受けていれば利用できる (事業所の空きにより時期は異なる)申込みから入所まで待機期間あり
利用の計画日数を決めてケアプランに組み込める (連続 30 日まで 出典)入所が決まるまで利用できない
まず何をするかケアマネジャーに相談施設ごとに申込み方法・受付条件を確認

要介護3未満、あるいは特養がまだ現実的でない場合は、ショートステイを使うかどうかを、ケアマネジャーと一緒に検討します。

ショートステイの使い方

  • 対象: 要支援1・2、要介護1〜5の認定を受けた人。連続利用は 30 日まで 出典
  • 利用者負担 (併設型・多床室の場合、1割、1日あたりの目安): 要支援1 451円、要支援2 561円、要介護1 603円〜要介護5 884円。単独型・個室・ユニット型は額が異なる。食費・滞在費・理美容代などは別途負担 出典
  • 食費・滞在費は負担限度額認定の対象になる場合がある (世帯の課税状況・本人の所得・預貯金等の基準を満たす場合) 出典
  • 利用日数は認定の有効期間全体のおおむね半数を超えないよう、ケアマネジャーが調整する。前橋市では特に必要な場合、理由の申出で超えることもできる 出典

特養に申し込む: 要介護3以上が原則

  • 対象: 原則要介護3以上。要支援1・2は利用できず、新規入所の要介護1・2はやむを得ない理由がある場合を除き対象外 出典

  • 前橋市の案内でも新規入所は原則要介護3〜5 出典

  • 要介護1・2でも、認知症の症状が頻繁にある、家族による深刻な虐待が疑われる、単身または同居家族が高齢・病弱で支援が得られずかつ地域の介護サービスや生活支援の供給も不十分であるなど「やむを得ない事由」があれば特例入所の対象になる (群馬県特別養護老人ホーム入所等指針) 出典

  • 施設の受付時に「すぐに入所したい」と伝えて申し込んだ人については、入所の順番は申込順ではなく、要介護度や家族の状況などを点数化した合計点の高い順に決まる 出典

  • 前橋市の目安 (30日・多床室・施設サービス費 1割負担分): 要介護1 17,670円〜要介護5 26,130円。このほかに居住費・食費がかかる 出典

  • 前橋市は市内特養の待機者数・空き情報を公表しています 出典

  • 同じ人が複数の施設 (または部屋の種類) に申し込んでいる場合は、それぞれ別に待機者として数えられます 出典。複数の施設に申し込めるかどうかは施設ごとに確認してください

  • 待機が長引く前提で、施設の種類を老健・グループホームまで含めて比較しておくと、特養の空きが出るまでの選択肢が増えます

待機の間・入所後の費用を抑える

  • 世帯の課税状況・本人の所得・預貯金等の基準を満たすと、負担限度額認定で特養・ショートステイの食費と居住費の上限が下がります 出典
  • 食費は、段階によって 1 日 300円 (第1段階) 〜1,420円 (第3段階②) に下がります。認定を受けないと、国が定める基準費用額 (食費は1日1,545円) を負担します 出典
  • 申請は前橋市 福祉部 介護保険課 (本庁舎2階37番窓口、027-898-6159) で、毎年更新が必要です 出典1 出典2

母 (介護する側) を守る視点で相談する

  • 相談先は父の担当ケアマネジャーと、地域包括支援センター。
  • 「父をどうするか」だけでなく「母の睡眠・通院・気分の落ち込みが心配」と、母を主語にして伝えると、支援の組み立てが変わります
  • 母自身の心身の不調が続く場合は、かかりつけ医に相談してください。

前橋市の窓口

よくある質問

Q. ショートステイと特養、どちらを先に動かすべきですか。 A. 判断はケアマネジャーと一緒に行うことですが、ショートステイは認定を受けていれば利用でき、特養は申込みから入所まで待機があります。

Q. 父が要介護1・2でも特養に入れますか。 A. 原則は要介護3以上ですが、認知症の症状や家族の状況などの「やむを得ない事由」があれば特例入所の対象になることがあります。ケアマネジャーまたは施設に相談してください。

Q. 母が「まだ大丈夫」と拒否したらどうすればいいですか。 A. 本人の意思は尊重しつつ、地域包括支援センターに「様子だけでも見てほしい」と相談することはできます。判断や説得の方法は地域包括支援センターに相談してください。

Q. 前橋市外に住んでいる場合はどうなりますか。 A. 申請先・窓口の名称は市区町村ごとに異なります。お住まいの市区町村の介護保険担当課、または地域包括支援センターに確認してください。

関連ページ

出典

よくある質問

Q.ショートステイと特養、どちらを先に動かすべきですか。
判断はケアマネジャーと一緒に行うことですが、ショートステイは認定を受けていれば利用でき、特養は申込みから入所まで待機があります。
Q.父が要介護1・2でも特養に入れますか。
原則は要介護3以上ですが、認知症の症状や家族の状況などの「やむを得ない事由」があれば特例入所の対象になることがあります。ケアマネジャーまたは施設に相談してください。
Q.母が「まだ大丈夫」と拒否したらどうすればいいですか。
本人の意思は尊重しつつ、地域包括支援センターに「様子だけでも見てほしい」と相談することはできます。判断や説得の方法は地域包括支援センターに相談してください。
Q.前橋市外に住んでいる場合はどうなりますか。
申請先・窓口の名称は市区町村ごとに異なります。お住まいの市区町村の介護保険担当課、または地域包括支援センターに確認してください。

出典

数字・要件は以下の一次情報で確認しています。最新の内容は各公式ページでご確認ください。

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